昨日ベトナム料理屋で食事をしてると、
お店を繁盛させる方法を知りたいという話に。
いろいろ聞いてみると、どうやら困ってる事は
1:新規のお客さんが来ない
2:客単価が安い
3:リピーターにならない
の3つ。
これは多くのお店が困ってる事ですよね。
このお店でやってる事は
・新規のお客さんが来ないので、価格を下げた。
・リピートしてくれないので価格を下げた。
・商品を増やした
つまり個人のお店がやっちゃダメな事だらけ。
あと
・フェイスブック始めた
・ホームページ作った
など。
この辺の説明はいらないですよね。
これって未だに多くのお店がやってる失敗の典型的なパターンですね。
で、僕はその(日本語ペラペラの)ベトナム人オーナーさんと仲がいいので、
2時間くらいず〜っと2人で喋り続けました。
夜の8時頃から2時間。
「次のお客さんが来るまで帰るな。」と言われ、
本当に来ないから2時間(^_^;)
「じゃあ3つネックになってる部分があるんだけど、どうしたらいいと思う?」
の質問に彼が答えた事は
・内装変えようかと思ってるんだよね。
・商品増やそうかな。
・営業時間伸ばそうかな。
と、まぁこんな感じ。
別に悪い事じゃないけど、
そもそも考え方が間違ってる。
「今でも金がないのに内装替えたら、もっとお金なくなっちゃうよ。」
「ウリの商品は何?」
「全部美味しいよ。」
「それ愛がないよね。」
「営業時間伸ばすのはいいけど、
今の営業時間内でお店をいっぱいにする事考えたら?」
と、僕も言いたい事言ってたんですが、
そもそも、基本的に商売は
・儲かってないならお金を使わない事(頭使う事)
・自分の持っている価値を最大限提供する事
です。
その根っこには、お客さんへの「愛」があるのが必須条件。
ベトナム料理屋だからと言って、ベトナム料理出して終わりじゃ
・愛が足りない
・その程度の価値提供じゃ上手くいかない
だから流行らないのは当たり前。
「Facebookはじめました。ホームページ作りました。」はいいんですが、
そのツールを使ってあなたは何の価値を与えてるのか?が重要だよ。」
ってオーナーさんに言ったんですね。
このお店、京都のビジネス街にあるのでお客さんは大体ビジネスマン。
で、この方日本語ペラペラ。
「じゃあお客さんが喜ぶ事は何だと思う?」
「そら美味しい料理を出す事やろ!」
「それは喜ぶよね。でもね、料理屋やってて料理美味しいのは当たり前なの。
じゃなくて、オーナーさんの強みは何かって言うと、例えばベトナム人だって事。」
「ベトナム人観光客を狙えって事?いやいやそんなん・・」
・・・(5分後)
「じゃなくて、ベトナム語わかるでしょ?」
「わかる。ベトナム語会話教えろって?いやいや・・」
・・(3分後)
「じゃなくて、ベトナムってめちゃ注目されてるじゃん?
ビジネスマンでベトナム情報知りたい人って多いと思うよ。
ベトナム語のニュース見て理解できるでしょ?」
「いつも見てるよ。」
「だからリアルタイムのベトナム情報を教えてあげたら?」
つまり料理の価値を上げる。
自分に会いに来る事に価値を感じる状況を作る。
もしくは、ご飯食べるとかお酒飲むのは最新ベトナム情報解説の参加費だと考えてみる。
周りを見ればわかるけど、
美味しい料理屋さんていっぱいあるし、
安いご飯屋さんもいっぱいある。
そこで勝負して、行けるならそのまま行けばいいけど、
基本勝てない。
その中でお店を流行らせてくためには
自分に会い為にお店に足を運ぶような自分にならないといけない。
その為に自分が提供できるものは何があるか?って考える。
すると見えてくるものがある。
で、やってみてダメだった事はさっさと止めて次の手を打つ。
10やってダメなら20、30とやり続ける。
この辺はまた別の機会に書きたいとおもいます。
ではでは。