効率化を全くしていないのに何であのお店が儲かるのか?

こんにちは真一です。
今回は「効率化を全くしていないのに何であのお店が儲かるのか」っていう話をしたいと思います。
 
世の中「効率化、効率化」と言われて久しいですよね。
はたまた、それに対抗するような形で、非効率な方が良いっていうような人もいます。
 
 

効率化が良いかどうかは店による

僕は敢えて言いますけど、効率化が良いとか非効率が良いとか、それはそのお店によりますね。
効率化で勝てるお店っていうのは、規模の経済で勝てるお店です。
 
つまりたくさん仕入をすることによって、原価を安く抑えられるから、それがひいては価格を安く抑えられると。
でその価格が安いところに惹かれたお客さんが集まってきて、薄利多売のビジネスモデルを展開できる、そういうお店は確かに効率化で上手くいきます。
 
 

普通のお店では効率化よりもパフォーマンスを意識したほうが良い

ですが、今言ったようにこの効率化っていうのは、規模の経済が有効に働くお店だけなんですよ。
なので、普通のお店が効率化なんか図っていったら、上手くいきませんね。
 
じゃあどうしたらいいのかってことです。
その場合考えなきゃいけないのは、原価を下げるとか、スタッフの給料下げるとか、スタッフを削減する、とかじゃなくて、パフォーマンスを意識することです。
お客さんが受け取る価値を意識することですね。
 
で、お客さんが受け取る価値っていうのは、どうやって現せるのかっていうのを考えてみましょう。
お客さんが受け取る価値ですよ。
 
お客さんはとにかく代金を支払いますね。
その代金によって、100価値がある物なのか、同じ代金を払っても50しか価値のないものなのか、これによってお客さんが受け取る価値っていうのは変わっていくわけです。
 
効率化はちょっと別の話ですよ。
その代金を下げるって話になってくるんで、効率化の場合は。
 
じゃなくてパフォーマンスの話です。
今言ってるのは。
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パフォーマンスを上げるためにはどうしたらよいか

じゃあこのパフォーマンスを上げるってことを考えたらいいですよね。
同じ代金を頂くんだったら、より価値の高いものを提供するってことを考えるわけですね。
 
じゃあより価値の高いものってどうやったら提供できるのか、それは焼肉屋さんだったらガムを提供するとかしてますよね。
でもこういうことじゃないんですよね。
 
ガムって結局コストがかかってくるわけなんで、まあそのガムに対する価値が高かったらいいんですけど、やっても。
もっと別のことを考えたいですね。
 
 

コストをかけないで価値を高くしよう

それは何かって言うと、コストがかからないことをまずやるべきだと僕は思っています。
例えば、笑顔とかがそうです。

 
何だ笑顔かよって思うかもしれませんけど、無料ですからね笑顔って、コストかかりませんね。
マクドナルドでも「スマイル0円」って書いてありますよね。
 
いやホントに笑顔っていうのは基本です。
お客さんが、同じ100円払うんだったらブスッとしてる店員よりも笑顔の店員の方が良いわけですよ。
何でかっていうと、受け取る価値が高いからです、その方が。
 
なんでまずお金をかけずにできることっていうのをどんどんやっていくべきですね。
お店を掃除するとか、いらっしゃいませの声をキレイにするとか、そういったことですね。
 
「商品おすすめなんですか?」って言われた時に、「全部おすすめです」とか言わないことです。
しっかりと明確な理由を以て、お客さんにおすすめ商品を伝えることです。

 
もしもあなたが、オーガニックの食事を提供するようなカフェをやっているんだとしたら、
「このDMを見たと言ってくれたら500円OFF」
じゃなくて、例えば今夏だとしたら、
「夏はこんな栄養素が足りなくなりがちだからそれを補給するようなメニューを考えました、このメニューを食べたらビタミンなんとかとなんとかが補給されて、ミネラルも補給されて、熱中症の対策になりますよ」
とか、そういうような情報を伝えたらいいですよね。
 
もしくはその中で、熱中症になりにくいような普段の日常生活、日常習慣っていうのを教えてあげたら、それは価値がありますよね、お客さんにとって。
 
そうやってDMだったらDMの価値を高めていくわけです。
同じコストだとしても、DMの価値が上がっていけば、お客さんが受け取る価値って上がっていきますよね。
で、そういうことを考えるべきですね。
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効率化がいけないわけではない

もちろんこれは、効率化がいけないっていう話じゃないんですよ。
そんな話じゃありません。
効率化はした方が良いと思います。
 
無駄な業務があるんだったら、それをやめた方が良いですよね。
無駄はとにかく省いた方が良い。
 
でも、無駄じゃない部分ってあるんですよね。
仕組みの中で1つの歯車として機能していると、でその歯車自体は一見見ただけでは意味がないものに見えても、全体の仕組みから考えると、なくてはならない歯車だったりするわけですよ。
そういう歯車を外してしまうってことがよくあります、これは無駄だと。
 
この歯車はここになくていい、無駄だっていうふうに、あんまり考えてない経営者とかだと、やっちゃうんですよね。
だからそういう歯車は無駄じゃないんで、外してはいけません。
これは効率化ではありませんね。
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順番としては、価値を高めることを考えてから効率化を考えるべき

ホントに無駄な歯車だったら外していいんですよ。
だからそういう意味では効率化はやったらいいと思います。
 
だけどホントに必要な歯車まで外すような効率化っていうのは、逆に仕組みが壊れるんでやめましょう。
とにかくお客さんが受け取る価値ってどんなものなのかっていうのを考えて、で、それをできるだけ与えていくことですね、コストをかけずに。
 
それができたらだんだんだんだん上手くいくはずです。
で、あとは全体の仕組みを考えるってことをやってみてください。
 
しっかり紙に書いて、見える化した方が良いです、これは。
一回ね、是非今の状態がどんな感じなのか、それからどうやったら今の状態をより良くできるのかっていうことを、考えてみてください。

 
それで全然変わってくるはずです。
では失礼します。

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