僕がよく仕事依頼で利用させてもらっているクラウドワークス。
…中々評判が悪い。
なんで?
そこで今回はクラウドワークスで僕の仕事を受けてくれているinoooさんに、「実際に仕事を受けている方はどんな印象を持っているのか?」を語っていただこうと思います。
「それでは、inoooさんお願いします!」
クラウドワークスの口コミ(主婦のinoooさん)
よろしくお願いします。専業主婦のinoooです。
まずは、私がクラウドワークスに登録した経緯をお話しします。
簡単に言うと、それまで勤めていたパートを辞めたからです。
主人という大黒柱がいるので、私のパート収入がゼロになっても、それですぐ生活ができなくなる…というわけではありませんでした。
しかし、50代で収入ゼロになるのは、今の世の中、先が不安です。
そこで、体力のない私にできる仕事はないか…とを探すうちにお仕事マッチングサイトである、クラウドワークスに辿り着いたのです。
マッチングサイトには「クラウドワークス」より大きい「ランサーズ」やいかにも主婦向きな名前の「シュフティ」などありましたが、なぜかクラウドワークスを選んでしまったのですね。
もしかしたら、マスコットのうさぎが可愛かったからかもしれません(^^;)
大手のマッチングサイトはだいたいそうですが、クラウドワークスも登録料が無料なのがまず安心でした。
登録には、メールアドレスとアカウントとパスワードを入力するだけです。
それから、さっそくお仕事を探すページに入りました。
最初は正直「うわー」と思いました。
眼前に広がる求人の海(大げさ?)
こんなにあるなら、私にできるものがひとつくらいあるだろう…お気楽な私は思ったものです。
でも、登録初日は、「クラウドワークスの使い方のチェック」と、「プロフィール欄への入力」、「求人の閲覧」だけで終わってしまいました。
私がプロフィール欄に書いたのは「50代の主婦であり、在宅ワークの初心者」ということでした。
すると、翌日にはこのプロフィールに合わせた仕事の紹介が「おすすめのお仕事」と題して、クラウドワークスからメールで届いたのです。
クラウドワークスの口コミが評価が悪い理由
つまり、初心者向きの仕事ですね。
その「おすすめのお仕事」には「記事の書き方教えます」とのタイトルがありました。
実は、前日の求人の閲覧で「ライティング」の仕事に興味を持ったので、その、おすすめ求人のページを詳しく見ることにしました。
その案件はなんと報酬が「1記事10円」としてあります。
でも、紹介文を読んで納得しました。
ライティングの技術が習得できるので、報酬は技術と思って下さい…とのこと。
そこで、なるほどこれは生徒募集なんだ、言い換えれば無料のお教室だ…と理解したのです。
「ライティング」は、記事を書くということです。
それには、やはり知識やセンスが必要なはず。
ライティングをやるなら、ここで勉強することがいいのではないのか…そう思って、応募してみたのでした。
その時の募集人数は1名でしたので、採用されるかはかなり不安でした。
そこで、通知が来るまではタスクの仕事を探して、始めていました。
クラウドワークスの求人は3種類
クラウドワークスの求人は
- 「プロ向け」
- 「経験不問」
- 「タスク」
となっています。
でも「タスク」ってなんだ?
そこで、いろいろなタスクの求人をやりながら、その意味を知りました。
このタスク作業とは
- 募集人数までは全員採用
- 1時間以内で終える作業
- でも、承認されなければ報酬はない
というルールのお仕事です。
初めに私がやれそうだと思ったのは、100字~300字程度の日記、あるいはアンケートくらいでした。
幸いにも承認はもらえましたが、報酬は5円とか10円です(笑)
それでも、パートを辞めてから自力で稼いだお金です。
ただ、報酬は3000円以上ないと、引き出すことができない仕組みです。
その頃は、「貯金と思ってがんばろう!」と、自分を励ましていました。
そうこうしているうちに、応募していた案件が無事採用!
その時は、嬉しいのと戸惑いの気持ちがありました。
それは、これから知らない人とネットで面談するという不安だったのでしょう。
ドキドキしました。
クラウドワークスでは契約が成立すると、クライアントとの連絡はクラウドワークス内の通信欄で行うようなっています。
これは、「クラウドワークスにメルアドは入力してあっても、契約の相手にはメルアドを知られることはない」という安全対策なのでしょう。
こうして初めてクラウドワークスで契約したのが、まさしく、このサイトの運営者の真一さんでした。
真一さんは、私が何もかもの初心者と知って、ご自分の写真を通信欄に送って下さいました。
それは、私が少しでも安心できるようにとの配慮だったのではないかと思っています。
ただの外注だった私が共同運営者に!
ライティングの勉強は、やはりまず書くことでした。
①提示されたタイトルに沿った記事を書いて提出
↓
②添削
↓
③再提出
↓
④ネットに公開
この繰り返しをしながら、鍛えてもらったのです。
また、この時は、記事も通信欄で送っていました。
実はその間にも、時間をみつけては、タスク作業をしていました。
腕試しの気持ちもあり、文字数の多い案件にもちょこちょこ挑戦していたのです。
報酬50円の記事に承認されては「やったー」と喜んでいました。
そのうち、真一さんとの契約も報酬を100円150円と上げてもらい、やがて「一旦、契約を終了しましょう」ということになり、真一さんと一緒にサイトを運営させてもらうことになって、今に至っています。
ただの1外注だった私が、サイトの共同運営者になれたのです!
もちろん、報酬も!
けれど、クラウドワークスのタスク作業は、今でも時々しています。
真一さんからの依頼を提出した後、時間に余裕があると利用してます。
これは、本当に内職感覚です。
そのため、私は今の自分の仕事を「ネット内職」と呼んでいます(^^;)
こうしてクラウドワークスにもずいぶんお世話になっていますが、私は不都合を感じたことはありませんでした。
しかし、中にはクラウドワークスを使って残念な思いをした人もいるようです。
そのことはクラウドワークス内に設けられている、利用者のコミュニティページを読んで知りました。
そのことについての私なりの意見はこうです。
クラウドワークスの評判が悪いのはなぜ?
クラウドワークスの評判が悪いということですが、評判が悪いということは、不満があった人が複数いたということですね。
私自身はそう感じたことが幸いにもありませんでした。
けれど、確かに、こんな発言を私も読んだことがあります。
クラウドワークスは手数料が高く悪質?
クラウドワークスで仕事を受注する場合、契約金がそのまま収入になるわけではありません。
契約金ー手数料=収入です。
気になる手数料は?というと・・・
クラウドワークスの手数料は金額によって違う
クラウドワークスの手数料は報酬額の5〜20%です。
- タスク形式の場合:20%
- 〜10万円:20%
- 10〜20万円:10%
- 20万円〜:5%
結構しますね(^_^;)
例えば、1万円の仕事をした場合は、2000円が手数料として引かれるので実際の報酬額は8000円となります。
5万円の仕事なら、1万円が手数料なので手取り4万円。
さらにここから、銀行振込手数料も引かれます。
正直、クラウドワークスでのお仕事は10万円以下のものがほとんどなので、ほぼ20%+銀行振込手数料が報酬額から引かれると思っておいていいでしょう。
こちらもご参照ください。
しかしこれは、同じマッチングサイトの比較では、かけ離れて高いという印象はありません。
例えばランサーズの手数料は以下のようになっています。
私達ワーカーだけが手数料を支払い、発注側に手数料は必要ない仕組みのようです。
なので、クラウドワークスが特別手数料が高いなんてことはないと。
とは言え、できるだけ出費を抑えたいのは人情でしょう。
同じ職探しでも、就職斡旋という点では、学校では卒業間近になれば就職先のリストをもらえたり、仕事先を先生に無料で紹介してもらえますよね。
また、公的機関のハローワークでも費用がかかりません。
(税金払っているのでかかると言えばかかりますが、基本無料です)
求人誌も今はフリーペーパーになっています。
なので、仕事を探すと手数料がかかることに不満があるのもわからなくはありません。
それも、せっかくの報酬からお金を引かれるのですから、誰だって反発します。
でも、就職活動を最初から、何のコネもなしに自分の足で仕事を探すとしたら交通費や時間がたくさん必要になるでしょう。
クラウドワークスを使うことによって、家で座ったまま、複数の求人を一度に閲覧でき、さらに見ず知らずの人から仕事をもらうことができるのです。
このことに対価を支払う価値はあるのではないでしょうか?
その次に目立った悪評では
「ライティングの場合の単価が安すぎる」
というものがありました。
クラウドワークスはライティング単価が安い?
「ライティングの案件で1文字1円は欲しい…」
そんな書き込みを見たこともあります。
実際、ライティング単価をみると安い安い安い。
例えばこんな感じです。
1文字0.1円以下〜0.4円。
渋い。渋すぎるこの単価・・・。
- 1番上の仕事は1文字0.4円×3000文字=1200円
- 2番目は1文字0.2円×1500文字=1500円
- 3番目の仕事は0.1円以下×1800文字=180円以下
- 一番下の仕事は0.1円×0.2円×1200〜1800文字=結局いくら?
最低120円〜
です。
んん〜・・・確かに単価が低すぎる・・・。
でも、記事の場合、すべてを文字数で換算するのはどうでしょうか?
記事は、ただ書いてあればいいわけではありません。
記事はそのクオリティで報酬額が決定することが基本のように思います。
たとえば同じ内容でも10,000文字の記事より、3,000文字の記事の方が読者の心を打つこともあるでしょう。
この場合、クライアントとしては読者の心を打つ記事の方に報酬を多く払うべきではないでしょうか?
それから、批判的な意見で散見されるのは、クライアントとのトラブルへの対応。
こうしたトラブルに対しては、クラウドワークスも幾重もの安全対策は取られているはずです。
しかしながら、そのシステムだけではどうしても防げないケースもあります。
それは、契約が最終的には人と人との信頼で行うものだからでしょう。
そうしたトラブルも、自分の身に起きればシステムの悪さのせいにしたくなります。
そこで、クライアントへの不満が、クラウドワークスへの不満になっている。
そういうこともあるかと思います。
こうしたことを踏まえると、「クラウドワークスの悪評はあまり問題視しなくてもよいのでは?」と思うのです。
また、こうした悪評が立つというのも、ネット社会ならではの現象かもしれません。
現代は、「一億総評論家社会」だ、なんてことを聞いたことがあります。
これはしかし、自分を表現したい、あるいは自分を理解して欲しいという人の心の欲求からきているようにも感じます。
学校にいた頃は、手を上げて発言できなかった人も多いのではないでしょうか?
発言するとみんなが自分を注目するから、恥ずかしかったんですよね。
けれど、ネットでの発言ならこの恥ずかしさがなくなります。
そのため、現代ではネットで思ったことをどんどん発言する人が増えているということです。
本来、これはいいことですよね。
でも現代は、先にも書いた「一億総評論家社会」です。
これはつまり、発言の多くが「批判」に傾くということではないでしょうか。
クラウドワークスでも、この「批判」の発言が「悪評」ということになっているのですね。
しかし、多くの人が批判でも「発言」をしている、ということは利用者がそれだけ多い…ということを現しているのではないかと思います。
「批判」は言い換えれば「こうして欲しい」という要望です。
クラウドワークス側にしても、それはシステムの改善のためになる意見でしょう。
また、テレビ番組の評価を見ても人気のある番組は、良い評価だけでなく、悪い評価もたくさんあるのです。
評価1と評価5が同じくらい多かったりします。
たとえば「大河ドラマ」や「朝ドラ」は、いつもそんな感じです。
これは、なんだかんだ言っても関心度が高いということですよね。
つまり、悪評が多いということは良い評価も多いということではないでしょうか。
クラウドワークスに限っていえば、このようなマッチングサイトは同じようなサイトが増えてくることによって比較されることも増えてきます。
そこでまた、批判を受けることになる・・ということもありそうです。
こう考えると、悪評があるということも、悪くないのでは?
なんて思えませんか?
「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」といいます。
本当にクラウドワークスに反発する人なら、黙って登録解除するだけではないでしょうか。
なので、悪評があるからといって「クラウドワークスはダメなサイト」ということにはならないのではないか、と私は思います。
私も言いたい放題に書いてしまった気がしますがここでこれまでの発言をまとめておこうと思います。
おすすめ記事
クラウドワーカーが稼ぐには?〜発注者のしんいちより〜
inooooさんにクラウドワークスの口コミと評判を書いていただきましたが、少しだけ割り込ませてもらって「クラウドワーカーが稼ぐにはどうしたらいいか?」という話をしたいと思います。
だれでもわかりやすいように解説しました。
inoooさんが書いてくれた通り、クラウドワーキングは逆インフレ状態が続いていて、発注者優位な環境なんですね。
理由は簡単で、
- 需要に対して供給量(ワーカーさんたち)が過剰である
- 超安い単価で仕事を受注してくれる人が沢山いるから
単純な需要と供給のバランスの話だけではなく、超安い単価でやってくれる人が価格吊り下げを牽引してくれてる。
これが現在のクラウドワーカーさんたちが置かれた状況なんですね。
なぜか?
それは「ちょっとでもいいから稼ぎたい人」が沢山いるからです。
例えば、
- 休職中の方
- 育児休暇中のママ
- 海外にいて日本とのつながりが欲しい海外住まいの人妻etc…
なので、彼らと同じ土俵で戦っている内は低単価の仕事しか受注できません。
つまり、1000文字100円で記事を書く仕事に「100円だと安すぎるので、500円なら引き受けます」と相談したところで、発注者がわからしたら「他にいくらでも100円で引き受けてくれる方はいるので、だったら今回はご縁がなかったということで」という話になっちゃいます。
参考までに、これは僕のクラウドワークスの管理画面なんですが・・
右上のメッセージ、257件も貯まってます。
大体24時間でこのくらいたまります。
全部が全部、記事作成への応募ではないですが、それでも、少ない枠にどれほど沢山のワーカーさんが殺到しているか何となく掴んでいただけるかと思います。
では、稼ぐためにはどうしたらいいのか?
答えは・・
クラウドワーキングで稼ぐ方法
クラウドワーキング稼ぐためには、普通の人と同じ土俵で戦わないことです。
つまり、記事作成なら記事作成のクオリティをそのへんの人とは比較にならないくらい上げるということ。
社会的なマナーを守るのも、基本ですが大事なことです。
高クオリティの記事を書くなんて、大して難しくはありません。
ちょっと勉強すれば、1,2記事書くころには中級レベルのライターにはなれています。
しっかり勉強すれば、10記事書く頃には高クオリティの記事をかけるようになりますよ。
若干僭越な書き方になりますが、世間でライターを称する99%の人たちは、初心者に毛が生えた程度の記事しか書けません。
昔からライターをやっている人でも、古いんですね、書き方が。
Webライティングが何たるかを勉強してないから、サイトの記事を書いてもらっても微妙な感じになります。
(エッセイやコラムを書くならいいかもしれませんが)
なので、一旦報酬は置いておいて勉強をする。
ライティングに限らず、まず勉強してみてください。
そすれば、高単価の10000円〜50000円の仕事を受注できるようになりますよ。
しかも、思っているより数段簡単です!
はい、ではinoooさんにお返しして、まとめていきましょう!
クラウドワークスの口コミと評判まとめ
今回は、クラウドワークスについての体験談と評判についてinoooがお話しさせていただきました。
- inoooのクラウドワークス体験談
- inoooが感じたクラウドワークスの魅力
- 登録無料
- たくさんの案件
- 初心者OKも豊富にある
- ダントツは、真一さんというライティングの師に出会えたこと
- クラウドワークスの評判について
- ネット社会は「一億総評論家社会」
- 多くの人が集まるところでは、良い評価と悪い評価が出るもの
- 悪い評価が多くてもクラウドワークスがダメということにはならない
でした。
私が、パートを辞めても生き生きと過ごせているのは、ネットのおかげでしょう。
それでも、まだまだ、自分の仕事はライターだなんて恥ずかしくて言えません。
しかし、脳は筋肉と同じで、いくつになっても鍛えられるといいます。
なので、これから腕を磨くことは可能だし、在宅ワークなら定年もありません。
目や指が動く限りは、続けて行こうと思っています。
そんな私は今も、こうした思いを与えて下さった真一さんと、その真一さんを紹介してくれたクラウドワークスに感謝しているのでした。