お客をファン化する方法

僕は夜な夜な奥さんと近くのセブンイレブンまでお酒を買う事があるのですが、
先日行ったらシルクドソレイユ日本公演のポスターが貼ってある事に気がつきました。
 
シルクドソレイユと言えば僕が数年前にラスベガスに行った時KA(カー)という火をテーマにしたサーカスを鑑賞し、
生まれて初めて『圧倒される』という経験をしたサーカス団です。
 
ポスターを見た僕は直感的に「日本公演行きたい!」と思いました。
で、予定を合わせ、昨日奥さんと大阪までOVO(オーヴォ)を見に行ってきました。
 
シルクドソレイユって世界的に有名なサーカスと言ったらいいんでしょうか・・。
でも、同じサーカスでも木下大サーカスとはまた全然違います。(木下大サーカスは木下大サーカスで僕は好きです。)
 
なにが違うか?
こここそが現代のビジネスに欠かせない点でもあります。
 
前回のKA(カー)は火をテーマにしている事は前述の通りですが、今回のOVO(オーヴォ)は虫をテーマにしています。
シルクドソレイユが他のサーカス団とどこが違うのか?
 
もうほとんど答えを書いてしまったのですが、【テーマ】が明確なんです。
そのテーマに合わせてポスター、舞台、衣装などなど全て統一されている。
 
このテーマ、つまり世界感があり、
その世界を体験させてくれるのがシルクドソレイユです。
もちろんパフォーマンスも凄いですよ。
オリンピック選手みたいな人たちを集めてる訳ですから。
 
でも、凄い人がいっぱいだったら他のサーカス団とも同じでしょう。
シルクドソレイユでなくても、どこのサーカス団の団員さんでもパフォーマンスは半端じゃないですから。
 
でもね、パフォーマンスを売ってるのかパフォーマンスを世界を作るツールにしてるのかで全く違う商品になる。
わかりますか?
 
ブランドが他と同じようなバックなのにもかわらず桁違いの金額で販売出来るのはなぜでしょうか?
これも、バックを売っているのではなくて世界を売っているからです。
 
世界を売る事が上手く行くと、コアなファンがついて息の長い商売が出来ます。
だから高価格で売れます。
 
確か今回のシルクドソレイユは12000~13000円だったと思いますが、僕が行った講演だけで500人くらい入ってました。
素晴らしいですよね。
 
世間で高級ブランドと言われているモノには必ずそのブランド独自の世界があり、
その世界に共鳴した人たちがお客となり、ファンとなります。
 
でも、上手く行ってないブランドは往々にしてこの世界感がない、もしくはブレてる。
だからファンがつかないし、ついたとしてもどこかへ行ってしまう。
 
そうすると新規顧客を獲得する為に一生懸命広告を出したりしますが、一回客で終わってしまう。
ラットレースにハマる訳です。
こうならない為にこれからのビジネスで重要な事はあなたの世界を持つ事。
そしてそれを表現する事。
 
商品はあくまであなたの世界を表現する為のツールだということを忘れないで下さい。
 
音声にとってみましたのでよかったらお聞きください。
①⇒ 

この記事を書いた人