母子家庭の2人姉弟の末っ子。
いわゆる低所得者層の割合が多い県営の雇用促進団地に住んでいた少年。
その少年が思春期真っ盛りの高校1年の秋に全く違う家庭で生活する事になったら・・。
一番の学びはなんだと思いますか?
この少年て僕の事です。
15歳で母が亡くなった僕はおばあちゃんの家で育ててもらう事になりました。
そこで感じたのは、おばあちゃんの愛情と、ジェネレーションギャップ。
- 10時消灯。
- 学校の先生の言う事は絶対。
- 贅沢品にお金は使ってはいけない。
などなど。
良くも悪くも色々学ばせていただきました。
でも一番の学び、それは、その頃は言語化できなかったけど、今にして思えば
「人それぞれ価値観が違い、全て正解なんだ。」という事です。
この経験は今振り返るととても大きい。
よく、海外旅行したらカルチャーショックを受けたとか、
1年留学したら考え方がガラッと変わったとか言う方いますよね。
あれを僕は15歳の時に体験して、大学卒業するまで10年くらい続けたわけです。
「人とそれぞれ違う価値観の仲で生きている。
そして全ての価値観が正解。」
団地時代を振り返ると、後に強盗する人とか変なおじさんとか人がわりといたので、その人たちにはそん人たち特徴がありました。
と同時に、祖父母のようなまぁまぁ人生上手くいってる人家の価値観にも特徴がありました。
それを俯瞰して観れるようになった時、僕思ったんです。
「人生はその人の価値観(考え方)に見合うように出来ている。」と。
家族仲がいい人は家族仲良くなる考え方をしている。
忙しい人は忙しい人の考え方をしている。
毎日ブラブラしている人は、毎日ブラブラする考え方をしている。
ただそれだけなんです。
ここまで来るとあとは
「じゃあ僕はどんな人生を歩みたいか?」を決めればいい。
そしてその理想の人生を送っている人を見つけて、その人の考え方を真似る。
後はその考え方に従って選択、行動していけばいい。
そうすれば僕の人生は思った方向にいくはず。
ですよね。
簡単なことです。
先月うちの奥様が産休に入って、家計を見直す機会がありました。
で、妊婦さんなので子供のために貯金をしようという話になりますよね。
普通はなります。
でも、どうやら貯金ばかりしてたら経済的には豊かになれないらしいことも真実です。
奥様と僕は価値観が共有できているので、
「じゃあ毎月○万円貯金して、あとは僕がまわすのでその方向で。」で話は終わり。
でもここに突っ込みが入る。
「親なんだから子供のために節約節約節約してお金を余らせて将来に備えたほうがいい。」と。
この気持ち、よくわかります。
愛がありますよね。
それにこの価値観は正解です。
ただ、その先にある未来がどんな感じになってるのかある程度予測できる。
誰でもできるのか、僕が周りの人を観察してきたからわかるのかはよくわかりませんが、予測できる。
そして僕は思うのです。
(この未来は僕の理想ではないな。)と。
ベルメールさんとルフィに学んだことにも通じますね。