自信がない、力がない、だから一歩が踏み出せない。
その気持ちわかります。
わからない事は人に聞けばいいし、出来ない事はやって貰えば早い事もよくある事です。
だけどそれが出来ない理由の一つは・・プライド。
人に質問して「ググりましょう。」とか言われたら、
分かってはいてもグサッときます。
「○○やって貰えませんか?」とお願いして、
「自分で調べて自分でやりましょう。それでダメならまた来てください。」とか。
いや、相手は全然悪くない。
だって暇してるわけじゃないんだから。
でも、本当に質問しなきゃ解決しない時や手伝ってもらわなきゃ前に進めない時は、もう恥を忍んでお願いするしかないですよね。
プライドを守っていてもいい事はありません。
なので、「いらないプライドを捨てらた楽になるよ。」という話を一つお届けしたいと思います。
私事ですが。
ポッコリお腹の僕は、これをなんとかしようとトレーニングをしています。
先日無理していつもの2倍腹筋をしたら、次の日背中にビキーン!!激痛が走りました。
ぎっくり腰ってなった事ありますか?
痛くて痛くて、ベッドから動けない。
少しでも動くと、神経が刺激されて呼吸をするのも大変な状態です。
肺が膨らむとビビーン!!!となるので、犬のようにハッハッハッハッと息をするしかありません。
下手な歯医者で治療をするとビーン!と痛みが走りますよね?
あれが背中を中心に全身にいく感じ。
大げさじゃなく、全身ビーン!です。
痛みを我慢しながら仕事中の奥さんにLINEをして、病院に連れて行ってもらいました。
車から降りれない僕は車椅子に乗せられ、自力で腕もうごかせないので押してもらい・・。
サバンナにいたら確実に餌食になっていたでしょう。
病院の先生に診察してもらうと、
座骨神経痛か尿路結石との事。
で、「とりあえず検査するから尿を採ってきてください。」と・・。
「尿ですか?上手に採れるかなぁ・・。」
「看護婦が手伝いますから。」
「いや、いいですいいです(゚o゚;;手伝ってくれなくていいです!」
て事でトイレまで連れて行ってもらい、なんとか自力で尿をとったんですね。
検査結果は、尿路結石ではなく座骨神経痛。
「痛み止めとかないですか?死にそうなんです。」
「座薬出しときますよ。今やりますか?」
「やっていいですか?」
「隣の部屋でやってもらったらだ丈夫ですよ。30分くらいで効いてきますから。」
奥さんと看護婦さんとともに隣の部屋に移動し、座薬を入れることに。
看護婦さん「大丈夫ですか?私が入れましょうか?」
「いいです。大丈夫。恥ずかしいから。自分でやります。」
で、ズボンを下ろそうとしたところ・・
・・下ろせない。
痛くて痛くて無理無理無理〜〜〜!!
動けないのに後ろに手を回して座薬を入れるなど不可能。
(どうする?どうする俺?)
(座薬入れてもらうとか恥ずかしすぎるよ。丸見えじゃん。)
(いや、角度によっては見えないかも?)
(じゃあ横向きに寝る?)
(その前に、さっき会ったばかりの女性の方に、このようなことをさせてはいかんぞ。)
(でも自分でできないじゃん。)
(奥さんに頼めば?)
(絶対嫌がるよな〜。と言うか病院にいるんだから、奥さんか看護婦さんかなら看護婦さんが自然でしょ。)
(ん〜〜〜・・・どする。どうする俺〜〜〜・・。座薬は恥ずかしすぎるぞ〜〜。)
僕のプライドと背中の激痛が座薬をめぐってモメています。
そして僕が出した結論は・・
「い・・・い、い・・いやでなければお願いします(恥)」
こうして僕は無事にこの難局を切り抜けたのでした。
自分ではどうしようもない事は恥を忍んで人の手を借りる。
これって時には必要ですよね。