岡崎の所属するレスターの優勝が現実味を帯びてきましたね。
全く相手にされていなかったレスターはbookmakerで5000倍の掛け率になっていたほど。
いや、すごい。
静岡出身の僕としては清水エスパルスのFWだった岡崎はずっと好きな選手の一人なので嬉しい限りです。
そんな岡崎、この前の試合は2−0で勝ったものの本人の得点は0。
それなのに海外サッカー誌の評価は7点と上々でした。
というかFWで無得点にもかかわらず7点てかなり高い方。
「岡崎は常に相手の脅威となり続けている選手だ。」と絶賛の声上がるほどだそうです。
岡崎は一流スター選手に比べるとサッカーが上手な選手じゃないし、香川のように華麗なプレイも見せられない。
本田のようなリーダーシップもカリスマ性もない。
でもこの状況。
日本代表にずっと選ばれ続けている。
泥臭く泥臭く。
頭に包帯巻いてるくらいの方が調子いいんじゃないか?という感じ。
そしてそんな岡崎を見ていると、こんな貢献の仕方もあるのだと学ばせられる。
つまり、自分にできる事はなんでもする。
力の限り走り続ける。
チームが勝つためなら自分が目立たなくてもいい。
そんな岡崎を見ていたら、チームメイトも彼を認めざるを得ない。
「こ・・こいつは・・・なんか違う。」となる。
ある程度ゴールも決めてるし。
そんな岡崎っぽくなってきたのがミランの本田。
ミラン加入してしばらくはチームと合わなくて不遇の時代を過ごしていた本田ですが、ここの所調子いいですよね。
ゴール数こそ少ないけどミランの右ウィングとしていい仕事してる。
スタメン定着。
前の本田と今の本田の違いは、やっぱりチームへの貢献意識の高さ。
めちゃDFする。
自陣のゴールライン付近まで相手を追いかけてDFする。
そんな彼をみて仲間やサポーターはどう思うだろ?
「なんかHONDA・・Chane?」って思う事だろう。
そんな彼をチームは信頼する。
するとチームの一員として本田が機能し始める。
スラムダンクで全国制覇を目指して努力していたゴリも同じ。
ゴリの場合は元々チームの大黒柱としてみんな信頼していたけど、ゴリも機能しなくなったことがあった。
全国大会連覇中の山王戦で。
ゴリvs河田(これまた全国No. 1センター)
神奈川No.1センターのゴリでも河田には全然歯が立たない。
ゴリは本来の自分を見失って独りよがりのプレーになってしまう。
つまりチームの足を引っ張ってしまったわけですね。
そんな状況の中で気がついた事は
「自分が負けたらチームが負けると思っていた。でも、自分は全国No.1センターになれなくていい。チームが勝てれば。」という事。
そこからチームの流れが変わっていく場面がありあす。
ゴリが精神的に成長した事でチームが機能し始めたわけです。
上には上がいる。
これはどうしようもない。
メッシが全然DFしないのはNo.1だから。
かっこいいけどメッシはバロンドールを毎年とってる世界No.1の選手。
むしろそうする事で体力を温存して出番がきたら100%の力を発揮できるようにしている。
チームメイトも彼を信頼してるので文句も言わないし、むしろそれでOK。
それがメッシの貢献方法だから。
かっこいいですよね。
でもメッシには勝てない。
だからメッシの真似してたら同じように上手くいくって事はない。
そんなメッシもいつかピークを過ぎサッカー選手としての力は落ちていく。
クリスティアーノ・ロナウドがいまそんな感じですよね。
そんな時、チームとして機能するためには別の方法での貢献がどうしても必要になる。
No.2の成功法則が必要になる。
その方法を岡崎、本田、ゴリは教えてくれる。